角館・田沢湖
秋田県の角館を旅行した時の紅葉です。ちょうど11月中旬の時期でした。江戸時代の街並みを今に伝える角館は武家屋敷と紅葉が調和してその美しさを現在でも味わうことができました。
夕日を照らす屋根に反射された光が背後から差し込んでいます。
順光で色彩の競演を見せています。同じ株なのに緑、黄、赤と異なるのが不思議です。
銀杏の大木が一列に並び、夕日で作られた長い影を落ち葉に描いています。
銅像は小田野直武(おだのなおたけ)という画家のものです。彼は平賀源内に西洋絵画を学び、のちにあの有名な解体新書の挿絵を描いたことで知られているそうです。このときまで医師である自分も知識がなく偶然の出会いに感激しました。
武家屋敷の板塀から垂れる紅葉です。
田沢湖はたつこ姫伝説で有名ですが、水深423メートルの日本で一番深い湖です。そのため真冬でも凍らないそうです。冠雪の秋田駒ケ岳を湖面に映し美しい姿です。
戦前まではサケ科のクニマスが生活の糧になっていました。しかし日中戦争のときに軍需産業を支えるために発電所が作られ、上流にある温泉の酸度の高い水を田沢湖に引き込んだため、急速に酸性化しクニマスは死滅したそうです。今見る魚はウグイという酸性でも生きていける魚です。Youtubeにきれいな動画がありました(https://www.youtube.com/watch?v=fKJWaiE_f-g)。