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院長からのご挨拶ー2023年5月15日

2023年5月8日に無事開院いたしました。神田駅西口から徒歩1分の内神田3丁目に内科クリニックを開院いたしました。計画しておよそ7か月という短い準備期間でとても不安でしたが、周りの多くの方のご理解とご支援に恵まれて予定通りの開院にたどり着くことができました。

私は、1978年に医師となり、大学病院、米国医学留学、公立の関連病院での修練を経て、1995年からは板橋区にあります帝京大学医学部附属病院にお世話になり、臨床・教育・研究に邁進してまいりました。週に4コマの外来と症例カンファランスおよび病棟回診を経て多数の患者さんから医学はもとより人生のことまで広範囲に教えていただきました。2018年3月に定年退職後は池袋の帝京平成大学で国際交流および日本語学校の設立と育成にかかわってきました。米国、英国、豪州、中国、韓国、モンゴル、ベトナムを中心として国際的な視野を広げることができました。

自分の特異な経歴として、米国留学から帰国直後に昭和天皇の最後の侍医として勤める機会を得たことでした。言葉に尽くせないような苦労もありましたが、とても貴重な経験で、自分の医師としてのキャリアにも大きな影響を与えました。そのときに医療の腕を磨くのは必ずしも数ではなく、一人の患者さんを徹底的に追及することによって新たな発見をしたり、新たな思い付きを得ることを学び、その経験が今でも私の原点になっています。

古希の70歳になることを節目として、これまで医学・医療にかかわった自分の財産を、育てていただいた臨床領域のためにすこしでも還元したいとの思いが沸いてきて、今回の開業に至った次第です。

私の開業に対する思いは以下の3点に集約されます。

  1. 45年に及ぶ知識と知恵の集積を地域医療で活かしたい。
  2. 健康寿命を決定する生活習慣病の治療に注力したい。
  3. 英語と中国語を用いて国際的な診療活動も行いたい。

私のもともとの専門は内科、なかでも腎臓内科と高血圧でした。腎臓内科は尿を見るのはもちろんですが、全身を診ることを余儀なくされ、自然とほかの専門領域にも守備範囲が及ぶこととなります。高血圧症はもちろん糖尿病、肥満症、脂質異常症、痛風・高尿酸血症、睡眠時無呼吸、不整脈、便秘、不眠などの生活習慣病も数多く診療してまいりました。当クリニックでは、これらの疾患を対象として垣根を作らないで幅広く診療したいと思っております。とくに尿の成分から食事などの生活習慣を指導することを得意としてきましたので、この点は当クリニックの特徴と思います。また、国際交流への機会からトラベルメディスンにも分野を拡大してきました。さらに健康診断や人間ドックの結果の評価についても、セカンドオピニオンというほど大げさでなく気安くご相談ください。紹介状も不要です。病気の早期発見や心理的な安心につながれば嬉しく思います。

JR山の手線神田駅西口から徒歩1分の至近距離ですので、よろず相談所のようにご利用いただければと思います。また神田の地は、内科以外にも幅広い診療科が開設され、医療モール的な環境に恵まれています。当クリニックの隣にはニシザワ薬局さんがありますので、診療後のご処方にきわめて便利です。

なんでも結構です。なんらかの御用がありましたら、ぜひとも当クリニックにお立ち寄りいただけましたらうれしく思います。スタッフ一同、笑顔で明るくお迎えいたします。

2023年5月15日
神田西口うちだ内科 院長
内田 俊也

院長紹介

佐賀県多久市の生まれで、長崎県諫早市出身。父も諫早市で内科を開業していました。

  • 1978年3月 東京大学医学部卒業
  • 1980年6月 東京大学医学部第四内科入局
  • 1980年9月 浜松医科大学第一内科国内留学
  • 1984年11月~87年10月 米国国立衛生研究所(NIH)留学
  • 1988年3月~1989年3月 併任総理府技官(昭和天皇侍医)
  • 1991年7月 公立昭和病院腎臓内科
  • 1995年4月 帝京大学医学部第一内科
  • 2004年4月 帝京大学医学部内科 教授(腎臓内科学)
  • 2018年4月 帝京平成大学ヒューマンケア学部教授・国際交流センター長
  • 2019年10月 帝京平成大学附属日本語学校校長
  • 2023年5月 現在に至る

資格

  • 1984年9月 医学博士(東京大学)
  • 1990年12月 日本内科学会認定医
  • 1993年4月 日本腎臓学会認定医
  • 1994年4月 日本透析医学会専門医
  • 2008年1月 日本医師会認定産業医
  • 2011年1月 日本アフェレシス学会認定医
  • 2012年3月 日本痛風・核酸代謝学会痛風専門医
  • 2016年4月 日本高血圧学会認定医

役職

  • 1996年4月 日本腎臓学会学術 評議員
  • 2000年4月 日本腎臓学会 幹事
  • 2002年4月 日本腎臓学会 法人評議員
  • 2009年4月 日本痛風・核酸代謝学会 評議員
  • 2010年4月 臨床研究適正評価教育機構(J-CLEAR) 評議員
  • 2011年9月 日本アフェレシス学会 評議員
  • 2012年4月 日本病態栄養学会 評議員
  • 2012年6月 日本腎臓学会学 理事
  • 2013年11月 日本腎臓リハビリテーション学会 代議員
  • 2016年2月 日本痛風・核酸代謝学会 理事
  • 2016年4月 日本内科学会 評議員

所属学会

日本内科学会、日本腎臓学会、日本透析医学会、日本アフェレシス学会、日本痛風・尿酸核酸学会、日本高血圧学会、日本病態栄養学会、日本腎臓リハビリテーション学会、日本機能性食品医用学会、日本渡航医学会

中国とのかかわり

  • 2009年7月 中国語検定HSK 3級
  • 2011年5月 中国語検定HSK 4級
  • 2013年9月 中国語検定HSK 5級
  • 2015年8月 中国天津第一中心病院 客員教授
  • 2017年3月 中国西安交通大学医学部 客員教授
  • 2017年8月 Specialist of Beijing Consultation Center of Chinese and Western Medicine for Complicated Kidney Disease
  • 2018年9月 中国北華大学 客員教授

専門領域

腎臓学一般、水・電解質代謝、酸塩基平衡異常、輸液療法、高血圧、血液浄化療法、アフェレシス療法、尿酸学など

  • 痛風財団鳥居痛風学術賞(2010年)
  • 日本痛風・核酸代謝学会 学会賞(2017年)
  • 冲永荘一学術文化功労賞(2018年)

趣味

写真撮影、旅行、中国語学習

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