猛暑の夏もようやく秋の訪れを迎え入れています。トップページの写真を秋らしい作品に更新しました。

これは、帯広から阿寒湖、そして上士幌町を旅行した時の作品です。雌阿寒岳の麓に位置するオンネトーは雄阿寒岳と連れ添って優美な姿を湖面に映しています。この時の目的は、旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋を見ることでした。このタウシュベツ川橋梁は、５月になって流れ込む雪解け水によって人工湖の糠平湖の水面が上昇し、連続した眼鏡橋のように美しい姿を見せてくれます。その後水面は低くなり１２月には氷結し、初春には年間で最も低い水位となり湖底の荒々しい地面がむき出しになります。このような四季を通じての過酷な環境のために少しずつ破壊が進み、近い将来崩落すると予想されています。近日中に院長写真集にもまとめて供覧いたします。