タウシュベツ川橋梁の今
またまた地球温暖化の1つの兆候のニュースが入ってきました。
「タウシュベツ川橋梁、今年は水没まだ 猛暑影響で水位上がらず 上士幌」というタイトルで北海道新聞に記事が発表されました(2023年10月27日20:52更新;https://www.hokkaido-np.co.jp/article/932220/)。地元のガイドさんのコメントとして、例年は6月ごろから水位が上がり始め、10月中旬までには完全に水没しますが、今年はまだ湖底が見えますとのこと。これは昨冬の雪不足と今夏の猛暑による水不足のためとのこと。
タウシュベツ川橋梁は、ちょうど院長写真集で自分の作品を公開したばかりでしたので、感慨深いものがあります。
いま世界中で喫緊の課題とされている地球温暖化は、国連のSDGsの「目標13の気候変動に具体的な対策を」、および「目標14の海の豊かさを守ろう」、さらに「目標15が陸の豊かさも守ろう」、この3つの目標に直結する問題です。
自分一人でも対策できることはたくさんあるようです。
- エアコンの設定温度は、夏は28℃、冬は20℃に。
- 使わない電化製品は、主電源を切り、コンセントからプラグを抜いておく。
- 誰もいない部屋の電気は消しましょう。
- テレビのつけっぱなしはやめましょう。
私はこれまで極力ペットボトルは使用しないでマイボトルにしています。ペットボトルに対して厳しい目がある中、細菌などで破壊する、あるいはもとの原料をバイオマスから生成するなどの取り組みが研究されています。
2023年8月に素晴らしいニュースが飛び込んでまいりました。大手石油卸売メーカーがバイオマス由来のペットボトル原料の生産に成功したとのニュースです。生産するのは「パラキシレン」で、生産したパラキシレンをもとに化学メーカーがペットボトル用の樹脂をつくり、パラキシレンはポリエステル繊維の原料にもなるそうです。パラキシレン1トンあたり二酸化炭素(CO2)排出を約2.5トン減らせるそうで、カーボンニュートラルの成功事例になりそうです。
化学・科学の力と人間の知恵で、私たちが住む地球の健康を保つことは重要なミッションと考えます。